ネットで買えるオススメ業務用精米機・無洗米機をメーカーや能力別に比較！

業務用精米機のご紹介

出典：写真AC

日本人にとってお米とは毎日食べる生活に欠かせないものです。家庭ごとにお米の好みや炊き具合などそれぞれ楽しみ方があります。最近では、お米マイスターといった資格もあり、品種をブレンドしたりと、今まで以上にお米の食べ方を楽しむ人が増えてきています。
しかし、精米について知っている人は意外と少ないのです。
そこで、精米は美味しいお米をいただく上でとても大事なプロセスであることを、この記事で少しでも共感していただき、農家や法人の皆様に業務用の精米機についてご紹介できればと考えております。

精米とは

出典：写真AC

簡単に言うと「玄米を白米にする作業」（精白作業）のことです。田んぼでできたお米は黄色い殻に包まれていますが、殻のついたお米を籾と言います。この籾の殻を除去することを籾すりと言い、こうして取出したお米を玄米と言います。
そして、玄米はぬか層に包まれており、このぬか層のぬかを除去することを精米といい、精米されたお米を白米と言います。

精米する理由

出典：写真AC

精米をする事でぬか層を除去し、白米として美味しく食べることができます。
玄米には沢山の栄養素が含まれていますが、「糠臭い」、「ぼそぼそする」、「美味しくない」等様々な意見があります。

最近では、自分で精米して食べている人も増えてきているそうで、家庭用の精米機も出回ってきています。なぜなら、米を美味しく食べるためには「精米後1週間程度」が消費目安と言われており、ぬか層で覆われた玄米の状態のまま保存しておけば、米はほとんど酸化しないからです。
また、玄米保冷庫というものもあり、米の鮮度を保ったまま保存する事ができる商品もございます。簡単にいくつか商品をご紹介致しますのでよろしければご覧ください。

・アルインコ　LHR-14　（玄米30kg14袋）

・三菱電機　MTR1800VC（玄米30kg32袋）

このようなことからも分かる通り、日本人にとってお米は生活に欠かせない存在で、美味しく食べたいという人が増えているという事です。

そこで、頑張って育てたお米を美味しく食べてもらう為にも、精米機の重要性は欠かせません。では精米機にはどんな種類があるでしょうか。

業務用精米機の種類

出典：写真AC

業務用精米機には大きく分けて以下の２種類がございます。

一回搗精米機

能率重視です。糠切れが良くスピーディーに精米する事ができます。最近では、精米熱を取り除く為に様々な工夫が施された精米機があり、お米の鮮度が劣化しにくいものがあります。

循環式精米機

ホッパの中をお米がグルグルと回ることで、少しずつ精米されます。徐々に精米する為、一般的に「やさしい精米」と言われ循環式で精米したお米でご飯を炊くと、昔懐かしい香りが漂うと言われています。
また、もち米など砕けやすい品種のお米に対して抜群に相性が良いとされています。

 

そして、精米機には籾摺りや石抜きといった機能も併せ持った1台2役といったものがあります。
さらに、最近話題となっている精米機と連動できる無洗米機もあります。無洗米機については、精米機のご紹介の後でご説明させて頂きます。

精米機の紹介

それでは、能率重視・こだわり重視・価格別にオススメをご紹介致します。始めに能率重視をご希望の方に高効率な精米機をご紹介致します。

高機能で能率重視な精米機ベスト３

１．タイワ精米機　業務用店頭用　能力：300kg/時

①コメック・ネオ　CA-50

お米どころ富山の精米機の専門メーカー『タイワ精機』です。
玄米にはビタミン類や各種ミネラルが豊富に含まれ「栄養の宝庫」とまで言われていますが、そのままの玄米は食感が苦手・炊飯が面倒などという言葉をよく耳にします。
この精米機『コメック・ネオ』は、玄米の外側の果皮（パラフィン層）だけを取り除く1ぶづきが可能となりました。果皮だけを取り除くため、玄米の持っている栄養分をほとんど損なうこともなく、炊飯も白米と同じ要領で大丈夫となりました。
さらに、1ぶづき玄米から白米まで１８段階の細かなぶづきが出来ますので、お客様のお好みに応じて店頭精米をすることができるのです。そして初期・連続・終了時の白度差が２％以下とムラ搗きも少ない精米です。お米ブームの現在、コメック・ネオで、お客様もよろこぶ精米が可能です。
もちろん独自の前傾斜搗精部の採用により、機内にお米を残さないので、精米終了時の残留米はゼロ。1kgの少量精米にも対応しています。キー操作もタッチブザーで簡単わかりやすい操作性。至れり尽くせりの精米機です。
処理能力は10kgを3分18秒。一時間あたり300kgの連続精米も可能ですよ。

●仕様
タンク容量　：玄米13kg
機体寸法　　：高さ1204mm×本体幅420mm×奥行き820mm
重量　　：160kg
白米出口高さ：500mm
白度調整範囲：18段階（1ぶから上白）
玄米取込方法：バルブ制御方式
主要動力　　：3.7kW（本機）、0.2kW（ファン）
能力等　　　：連続精米能率　300kg/時

２．マルマスター　BXP-5型　　石抜き機能付き　270～300kg/時

精米技術に磨きをかけ新しい機構を加えた精米機で石抜き・昇降機付きです。
以下の特徴があります。
・残米ゼロ。本体傾斜型の開発により大幅に精米能力を向上させ残米を残さず全て排出します。
・玄米排出機構　玄米に付着したゴミや埃を攪拌吸引除去し排出します。
・精米白度の調整には無段階抵抗カムを採用。
・このクラス最大級の圧送・吸引ファン、大型分割サイクロンを採用し除糠と低温精米を向上。
・お米の移送には残米ゼロ昇降機（2.5インチ）を採用しております。

●仕様

機種名：マルマスターBXP-5型
能力　：玄米270～300kg/h
タンク容量：張込タンク：玄米30kg籾20kg
精米機モーター：3.7ｋｗ（三相200Ｖ-4Ｐ）
石抜機モーター：0.1ｋｗ（三相200Ｖ-4Ｐ）
昇降機モーター：0.09ｋｗ（三相200Ｖ-4Ｐ）
吸引ファンモーター：0.2ｋｗ（三相200Ｖ-2Ｐ）
安全装置：過負荷保護ブレーカー
重量（ｋｇ）：290ｋｇ
機体サイズ　巾ｘ長さｘ高さ：90.1ｘ103.8ｘ175.0（ｃｍ）

３．カンリウ　業務用精米機　能力：240～290kg/時

①SR3762RD　290kg/時

●仕様

商品型式　：ＳＲ３７６２ＲＤ
電源　　　：三相２００Ｖ（精米３．７ｋＷモーター付）
付属　　　：石抜部１００Ｗ・楊穀部１００Ｗ　モーター付
タンク容量：３０ｋｇ(玄米)
能率　　　：２９０ｋｇ/１時間
備考　　　：自動停止機能付、石抜装置付

 

②SR2232ES　240kg／1時間

●仕様

商品型式　：SR2232ES
電源　　　：2.2KW/三相200Ｖ　モーター付
付属　　　：石抜部100W・楊穀部90W　モーター付
タンク容量：３０ｋｇ(玄米)
能率　　　：240kg／1時間
備考　　　：自動停止機能付、石抜装置付

 

 

精米にこだわりたい方へ　～　循環式精米機ベスト３

１．マルマス機会株式会社　マスペット4LEA型 循環式精米機

マルマスの循環式精米機は、循環精米のうまさと一回搗精米の美しさを新しい機構で融和しています。
語り継がれた循環精米の美味しさの秘密は、低い抵抗で発熱を抑え一度で糠を取りません。お米の相互摩擦でお米の甘さとこくを逃さず仕上げます。
また、特殊ソフトマチックは循環式精米機の高速精米を完成させるために開発された新しい抵抗装置です。米にかかる鋭いスラスト加重をソフトな圧力に変える画期的なバランス抵抗装置です。吸引ターボファンも付いてます。
そして、玄米からも籾からもソフトにお米の自然な持ち味を大切に仕上げます。
作業性の観点から見ると、以下の特徴があります。
・玄米の張り込みに便利な低張り込みホッパー付。
さらに電動部に一切手を触れないよう安全設計です。
・合理的な搗精米室構造、吸引ターボファンにより砕米の少ない歩留まりのよい、つやのある精白米に低温精米します。
・見やすい抵抗メーターでグリーンゾーンに抵抗を合わせればバランスよく最適に抵抗調整し、お米を大切に仕上げます。

●仕様

２．宝田工業　NSG750（三相750W）　循環式精米機

宝田工業のお米のおいしさを生かす循環式低温精米機です。両端軸受け構造により芯ブレがなく、砕米が少ない。鋳物製搗精部でお米を美味しく仕上げます。
今回、ご紹介するのは三相ですが、単相もあります。その場合は、精米能率が玄米30kg/45分と少し落ちてしまいますのでご注意下さい。
また、もみづきのまま精米できます。値段は、先程ご紹介した循環式精米機よりもリーズナブルですが、能率は先程よりも低くなります。また、ホッパーサイズも先程よりは小さくなります。

●仕様

寸法　　　：高934×幅740×奥行560mm
張り込み量：籾24kg/玄米30kg
能率　　　：玄米30kg/25分

３．カンリウ工業　RE153　循環型精米機

カンリウ工業の小型循環型精米機です。出口ハンドル操作パネルが一新されました。
ホッパー容量は玄米15㎏入ります。また、メーターはアナログ負荷メーターです。

●仕様

リーズナブルで高機能な精米機ベスト３

１．細川製作所　業務用精米機

①HM-GX-55ED

開閉可能な排出口「戻し万石」を搭載しています。
白度調節作業がスムーズに行えます。
未使用時には、収納も可能です。
ＦＦフロートフィルター搭載で、よりキレイな仕上がりです。

大型精米機で気になる精米熱。
そこで、精米熱を発生源から抑制する「大型空冷Ｗファン」を搭載。
従来の精米熱を強力に抑制します。

投入しやすい高さ６６ｃｍ。
袋止め付で作業もスムーズ。

本機は石抜機を搭載しておりませんが、必要になった場合、後付けが可能です。
石抜機から直接精米機にお米が入りますので、昇降機も不要です。
低コスト・省スペースでのシステムアップが可能です。

●仕様

・製　品　名：業務用精米機
・型　式　名：ＨＭ-ＧＸ-５５ＥＤ
・揚穀方式　：スクリュー式
・精米方式　：一回通し式
・能　　　率：精米＝220～260kg/ｈ
・搭載モータ：三相200V IE3 3.7kW
・質　　　量：約110kg
・寸　　　法：幅1255㎜
高1278mm
奥612mm
・排出口高さ：650mm

 

２．宝田工業　NPF-30M750T　もみづきもできる低温精米機

この価格帯でもみづきもできる低温精米機です。

◆特徴
・光センサー内蔵型
・他社にないオープンドアタイプ
・ラクラクメンテナンス構造
・圧送・吸引Wファン機構採用
・残米排出レバー付き

●仕様
・寸法：高870×幅585×奥行550mm
・ホッパー容量：30kg（玄米）
・能率：玄米30kg/35分
・三相200V(三相750W)
※もみづきの場合、玄米の1.2倍～1.3倍の時間がかかります。

３．マルマス機会株式会社

①マルマスター　GX-3ED型　一回搗精米機

 

特徴は以下となっております。

・一回搗型精米タンク30kg入
・張込ホッパー30kg入
・三相2.2KWモーター
・揚上スクリュー付
・センサー自動停止付
・FF装置付
・吸引ターボファン付
・キャスター付
・玄米排出機構
・精米白度調整無段階抵抗カム採用。
・石抜機を本体にセットし、石抜してから精米作業へと連続作業がスムーズです。
（石抜機はオプションです。）
・精白調整米がワンタッチで戻せる特許戻し万石。白度を確認しながら半搗調整米がワンタッチで機内に戻せます。
・籾からも、玄米からも一回で低温艶づきを精米します。
・清潔な精米を維持するため、新鮮な外気吸入口を設置。
・強力な高速吸引ファンが付着糠を取り美しく仕上げます。
・搗精室の掃除は工具不要です。
・お米がなくなるとセンターが働き自動停止します。

●仕様

②マルマスター　GX-55ED　一回搗精米機

このクラスで初の底入れ上出し機構と外気吸入口を設置しております。

まとめ

出典：写真AC

いかがでしたでしょうか。
精米機もたくさんのメーカーがあり選ぶのが大変かとは思いますが、今回はジャンル別に分けてご紹介させていただきましたので、ご希望のものが見つかると幸いです。

以下、メーカー別の紹介となります。

・株式会社タイワ精機
・株式会社細川製作所
・カンリウ工業株式会社
・宝田工業株式会社
・マルマス機会株式会社
・静岡製機株式会社